オスマー型の場合、2成分の合量で1条件あたり300mLとなり、6条件/案件の場合、300mL×6条件で1800mLとなります。エブリオメーターの場合、2成分の合量で1条件あたり30mLとなり、6条件/案件の場合、30mL×6条件で180mLとなります。試料が貴重な場合は測定済みの液を利用することも可能ですのでお問い合わせください。
創業から50年以上に渡って、環境調査・分析の様々な分野で社会に貢献。環境分析以外にもプラント設計を目的とした基礎データ取りや蒸留設備の設計には欠かせない気液平衡データ・沸点や蒸気圧データの測定など幅広く対応させて頂きます。
気液平衡はオスマー型とエブリオメーターでの測定結果を提供。年間測定件数は25案件を超えており、国内TOPクラスの実績を誇ります。
AGIグループは旭製作所を中核に、理化学機器製造や半導体装置のメンテナンスなどを国内外で展開する社員約1000人のグローバル企業です。
気液平衡とは液体から気体になる蒸発と、気体から液体になる凝縮の速度が等しくなり、液体と気体の量が変化しない状態(平衡状態)のことです。気液平衡データは蒸留設備の設計、種々の蒸留による分離プロセスの設計、運転に必須の基礎データであり、正確な気液平衡データや共沸データを知ることは省エネルギープロセス、精密蒸留の設計に不可欠です。弊社では気液平衡データの収集を目的とした気液平衡測定のサービスを行っています。
気液平衡はオスマー型とエブリオメーターでの測定結果を提供。年間測定件数は25案件(平均6測定条件/案件として150測定条件)を超えており、国内TOPクラスの実績を誇り、経験があります。オスマー型は通常型と二層分離型の2種類が各1台づつ、エブリオメーターは2台所有しています。それぞれの装置でメリット、デメリットがあるため、測定条件、対象物質の物性により測定装置を使い分けます。
オスマー型の測定は大気圧~1.33kPa(絶対圧)、沸点の下限は大気圧で40℃、上限は1.33kPaで200℃、融点は60℃の物質で、熱に対して安定な物質が可能です。条件によっては二層分離系も測定可能です。エブリオメーターの測定は大気圧~6.66kPa(絶対圧)、沸点の下限は大気圧で40℃、上限は6.66kPaで150℃、常温で液体の物質で、熱に対して安定な物質が可能です。但し、ハロゲン物質は測定不可です。何れの測定装置も反応性や腐食性のある物質、空気中で取り扱えない物質、毒物、ポリマー、常温で気体、融点が60℃以上の物質は測定不可です。また、加圧条件も測定不可です。
これまでの測定実績は250案件以上にのぼっています。化学メーカー様、プラントメーカー様、繊維メーカー様、電子メーカー様、医薬品メーカー様、医療メーカー様、空調メーカー様、日用品メーカー様からのご依頼がメインです。
もっとも一般的な気液平衡装置です。測定範囲は大気圧~1.33kPa(絶対圧)、沸点の下限は大気圧で40℃、上限1.33kPaで200℃、融点は60℃の物質で、熱に対して安定な物質の測定が可能です。
基本的はオスマー型と同じですが、二層に分離する系が測定できるように、気相凝縮液のサンプリング箇所に工夫がしてあります。二層分離した気相凝縮液に均一化溶媒を加え、一液相とした後、採取します。測定範囲は上記、オスマー型と同じです。
日本大学生産工学部応用分子化学科 日秋先生の御指導・御協力をいただき、エブリオメーターによる気液平衡測定も可能です。エブリオメーターの測定範囲は大気圧~6.66kPa(絶対圧)、沸点の下限は大気圧で40℃、上限6.66kPaで150℃、常温で液体であり、熱に対して安定な物質の測定が可能です。ハロゲン物質は測定不可です。
測定開始から速報までの期間(6条件/案件)
試薬到着後
オスマー型:最短10営業日
エブリオメーター:最短5営業日
繁閑状況、装置の空き状況により変動します。更に短納期をご希望される場合はご相談に応じますので、お問い合わせください。
オスマー型の場合、2成分の合量で1条件あたり300mLとなり、6条件/案件の場合、300mL×6条件で1800mLとなります。エブリオメーターの場合、2成分の合量で1条件あたり30mLとなり、6条件/案件の場合、30mL×6条件で180mLとなります。試料が貴重な場合は測定済みの液を利用することも可能ですのでお問い合わせください。
0~100mol%の全体の範囲のデータが欲しい場合は、一般的に6~10条件程度、測定されるお客様が多いです。まずは5条件程度測定し、その結果を見て残りの条件を測定するお客様もいます。測定条件数は多い方がグラフが滑らかになりますが、その分、測定費用に反映されますので、まずはお問い合わせください。
測定すること自体は可能ですが、希薄領域は測定に用いる試薬中に含まれる不純物の影響を受ける場合があります。試薬中に含まれる不純物の影響を受けない測定条件で、複数の結果を元にグラフ上で曲線を延長し、外挿法で求める方が良い場合もありますのでお問い合わせください。
共沸点の測定は可能です。シュミレーションなどで共沸点がどこにあるかがある程度分かっている場合はその付近を測定し、共沸点が不明の場合は0~100mol%の全体の範囲のデータをまずは5条件程度測定し、その結果を見て残りの条件を測定することも可能です。因みに、二層に分離する系は必ず共沸点が存在します。
測定することは可能ですが、X-Y曲線やT-XY曲線は作図できません。各測定条件での気相、液相の各組成一覧表のみの結果となります。
成分Aと成分Bの2成分系として測定し、 X-Y曲線やT-XY曲線は作図することは可能です。異性体に関してはGCで分離可能である場合、同じ感度としてGCの面積%から異性体の比率を算出することも可能です。
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