環境調査
アスベスト調査・分析
建築物等の解体・リフォーム時には、アスベスト含有建材の事前調査及び調査結果の報告が必要です。(建物の大きさや工事金額を問わず) 更に請負代金の合計が100万円以上(消費税含み)のリフォーム工事、延床面積80㎡以上の解体工事の際はG-Biz登録が必要です。
サービス内容
アサヒテクノリサーチは、アスベスト調査・分析に関して、下記サービスをご提供致します。
アサヒテクノリサーチが選ばれる3つの理由
確かな分析結果
石綿含有建材分析登録機関
日本作業環境測定協会及び日本環境測定分析協会に登録されています。
●TOPクラスのスタッフと信頼性の高い確認システム
高い技術を持ったスタッフが在籍しています。同一試料を有資格者2名でクロスチェックします。
●全ての分析に対応可能
JIS A 1481-1、JIS A 1481-2、JIS A 1481-3、JIS A 1481-4、JIS A 1481-5
定性分析1法に対して定量分析で4,5法を選択できます。
定性分析2法に対して定量分析で3法で対応させていただきます。
年間25,000検体以上の定性分析の実績
現在、リフォーム会社様、空調設備工事会社様、大規模修繕工事会社様からの依頼が増加中です。
各分析方法の特徴(JIS A1481-1の分析の流れ)
分析方法 | 対象建材 | 試験装置 |
JIS A1481-1 | ○建材全て 天然鉱物、原料として使用したバーミキュライト等もOK。 壁は層別分析が可能。 トレモライトとアクチノライトの分別が可能。 国際規格に準拠した方法。 判定には高度な技術を必要とするが弊社にはTOPクラスのスタッフが在籍。 | 偏光顕微鏡 実体顕微鏡 |
JIS A1481-2 | △建材全て ただし天然鉱物は不可。 | X線回折装置 位相差分散顕微鏡 |
JIS A1481-3 | △建材全て ただし天然鉱物は不可。天然鉱物やバーミキュライトが含有した場合高めの結果に推移する3法では、 施主が本来必要のない除去工事を強いられる事もありえます。 | X線回折装置 |
JIS A1481-4 | ○建材全て 天然鉱物、原料として使用したバーミキュライト等もOK | 偏光顕微鏡 |
JIS A1481-5 | △建材全て ただし天然鉱物は不可。天然鉱物やバーミキュライトが含有した場合高めの結果に推移する5法では、 施主が本来必要のない除去工事を強いられる事もありえます。 | X線回折装置 |
全ての建材分析で、JIS A1481-1が有利です(特に塗材)
●塗材にアスベスト含有の際に、含有層が特定されることでアスベスト除去工法の
判断材料になります。
●層別分析ができて、何層でも同一料金です。
●外壁に含まれる天然鉱物やバーミキュライトにも対応します。
G-Biz登録も容易
G-Biz登録時に記載する情報も一目瞭然
RCF分析、遊離ケイ酸も請け負っております。
遊離ケイ酸は、じん肺の一種であり職業性肺疾患の珪肺を引き起こす物質であります。
RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)は人造の鉱物繊維であるが、繰り返し吸入・ばく露すると肺に炎症が生じることから発がん性が疑われており、厚生労働省は、2015年11月1日にRCFを、健康に及ぼすリスクが高いと評価し、RCFに係る労働者の健康障害防止対策を強化すること等を目的とした「労働安全衛生法施行令」「労働安全衛生規則」「特定化学物質障害予防規則」を改訂しました。
建築物のアスベスト調査
熟練した調査者が、書面調査から採取・分析まで一貫してサポートいたします。
一般建築物石綿含有建材調査者:13名
特定建築物石綿含有建材調査者:4名
石綿作業主任者:15名
建物の解体工事、改修工事に向けたアスベスト事前調査
建築物の通常利用、内外装の改修工事、構造変更をともなう大規模改修や増築、解体工事などに際して、事前の現地調査でアスベスト含有建材の有無を調査します。
通常のアスベスト調査は次の工程で調査を実施します。
1.設計図書や関係者からの情報収集(書面調査)
・建築物の所有者や管理者から提供される設計図書や施工図、改修履歴などの情報から、
現地調査時の確認ポイントを抽出します。
・調査の目的や調査対象建築物の使用用途、各種制約などについてヒアリングを実施し、
2次調査の計画をたてます。
【書面調査に必要な情報】
・調査の目的、調査対象のアスベスト含有建材(レベル)
・調査対象建築物の使用用途、各種制約
・設計図書(建築確認申請書、竣工図面、改修図面など)
・改修履歴、増改築の記録
・立入制限区域や現地調査時の動線に関する情報
2.現地調査でアスベスト含有建材の有無を確認(目視調査)
・書面調査の情報と現在の建築物の状況を比較して、調査対象となる範囲・部位を確認します。
調査対象となる範囲・部位にアスベスト含有が懸念される建材が使用されているかどうか、現地で目視調査を実施します。
・アスベスト含有が懸念される建材が見つかった場合は、当該箇所の利用状況や建材の劣化・損傷なども確認して、
建物リスクを評価するための情報を集めます。必要であれば分析用の試料採取も実施します。
3.アスベスト含有懸念建材採取・分析
・書面調査および目視調査の結果、アスベスト含有懸念建材について
建材の採取、分析を実施し、アスベスト含有の有無の確認も行えます。
4.アスベスト含有建材の有無や建物リスク評価をまとめたレポートの作成
・アスベスト含有建材の有無や建物リスク評価をまとめたレポートを作成します。
レポートの様式はご予算・ご要望に応じて複数の様式に対応することができます。
・アスベスト含有建材が見つかった場合、今後の維持・管理のためのアドバイスをご提供することも可能です。
短納期の分析結果にも対応します
通常の分析期間は、最短3日となります。※繫閑状況、依頼建材により変動します
更に、短納期をご希望される場合は、相談に応じますので、まずはお問い合わせください。
ご依頼からの流れ
登録・資格
- (公社)日本作業環境測定協会石綿分析技術評価事業 JISA1481-1合格者 17名在籍
- (公社)日本作業環境測定協会石綿分析技術評価事業 JISA1481-2、3合格者 AランクまたはBランク3名在籍
- (公社)日本作業環境測定協会石綿分析技術評価事業 空気環境中の計数分析 合格者 AランクまたはBランク3名在籍
- (一社)日本環境測定分析協会アスベスト分析技能試験(試験所対象)に合格
- (一社)日本環境測定分析協会アスベスト分析技能試験 JIS A 1481-1(技術者対象)合格者 8名在籍
- (一社)日本環境測定分析協会 アスベスト偏光顕微鏡実技研修 建材定性分析エキスパートコース 2名受講
- ※主要装置:偏光顕微鏡 19台、実体顕微鏡 19台、位相差顕微鏡 3台、X線回析装置 1台、SEM/EDX 1台
カタログ・資料
よくある質問
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Q.分析試料の量はどれくらい必要ですか?
採取量の目安
吹付材・保温材:ゴルフボール1個程度(見た目と違い、重さは軽いため)
仕上塗材:うずらの卵1個程度
成形板・床材:5㎝×5㎝以上
他の試料については、お問合せください。
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Q.定性分析と定量分析の違いは何でしょうか?
定性分析はアスベスト含有の「有」「無」を調べます。定量分析はアスベスト含有時の含有率を調べます。
弊社では定性分析(JIS A1481-1)で分析依頼の際に、アスベスト含有時は推定含有量をお伝えしております。
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Q.アスベスト調査は必要でしょうか?
令和3年4月1日より大気汚染防止法が改正施行され、石綿含有成形板や仕上げ塗料(レベル3)を含むすべての建材が規制対象となりました。一定規模以上の工事については、一般の戸建て住宅も規制対象となり、アスベストの調査は有資格者により行わなければなりません。
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Q.何を調べて良いかも分からないのですが、大丈夫でしょうか?
弊社ではトータルサポートとして有資格者による書面調査、現場の目視調査、採取、分析までをワンストップで対応させていただいております。
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Q.アスベスト以外の有害物質も調べてもらえるのでしょうか?
弊社では塗膜の含有試験、絶縁油のPCB分析等も実施しておりますので、他多数の試験、分析対応可能ですのでご相談ください。